学生募集
このページは,主に龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程に所属する学部2年生向けに作成しています.3年生からの研究室配属の希望順をつけるために,吉田研究室の研究内容や運営ポリシーを知りましょう.
龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程の学部2年生以外の現在他大学に在籍中の方で,大学院からの所属を希望される方,社会人ドクターを希望される方も大歓迎です.
吉田研究室は,龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程の通信コースに属する研究室です.吉田研究室と類似する研究室として,石崎研究室,張研究室が挙げられますが,互いに独立した研究グループを構成しています.学生居室や教員室は完全に別個の部屋となっており,独立して運営されています.電波暗室など一部の実験室は共用としてスペースと資金の有効利用を図っています.研究の基礎となる知識は同じですので,一部のゼミやイベントなどは合同で開催し,新陸を深めていく予定です.
他大学では,4年生から研究室配属となる場合が多いです.龍谷大の学生の皆さんは他大学の学生と比べて1年長く研究室に所属できるため,じっくりと研究に打ち込むことができます.そのため学会発表や展示会の出展,研究室関連企業へのインターンシップなど多様の経験を積むことができる可能性が高まります.3年生のうちはまだ通常の講義も多くて研究室との両立が難しいですが,この絶好の機会をものにして,人生の糧にできるように頑張りましょう.
吉田研究室が求める学生の理想像
- 実際に自分の手を動かしてものづくりをしたい人
- 与えられたテーマを責任感を持って最後までやり遂げることができる人
- 自分自身の壁を越えようと努力する人
- 上手くいかないことがあっても諦めず,気持ちを切り替えて改善の余地を検討できる人
- スケジュールを立案し,計画的にアクションアイテムをこなせる人
吉田研究室では,電波を活用するワイヤレスシステムのうち,主にハードウェアよりの研究を行っています.そのため,パソコンやワークステーションを用いたシミュレーションだけではなく,実験室のいろいろな設備,機器を用いてものづくりを行い,その高周波特性を測定します.作業や実験には事故や怪我がつきものですが,大きな事故にならないよう,先輩や教員にアドバイスを頂きつつ,緊張感を持って研究活動に従事しましょう.具体的な研究テーマは以下のとおりです.各テーマの詳細を知りたい方は,研究紹介のページを見てください.
・マイクロ波電力伝送システムとワイヤレス通信システムの両立手法に関する研究
・次世代小型携帯端末用マイクロ波・ミリ波アンテナの研究
・ミリ波帯レクテナに関する研究
工学部における研究とは,世界で誰も見たことがない,やったことがないことを立案し,シミュレーションやものづくりによって検証することです.当初の計画通りに上手く進まないことも多々あります.失敗してしまうこともあります.しかし,失敗することは悪いことではありません.失敗を恐れて何もやらないことは,なんの経験にもなりません.社会人だと失敗すると責任を取らされることもあるでしょう.しかし学生の皆さんは,学費を大学に支払って研究室に所属しています.道徳的,倫理的な観点から間違ったことをしたり,大きな事故にならない限りは研究で多少の失敗をしても責任を取る必要はありません.私が責任を持って指導しますので,学生の皆さんは毎週の研究室ミーティングで上手く行ったこと,そうでないことも含めて進捗状況を報告して下さい.
「研究」という一連の取り組みの魅力を,吉田研究室での研究活動を通して体感してみましょう.研究が楽しい!ことに気づいた人は,大学,研究所,メーカなどの研究開発職に就くことも1つの選択肢として考えてみてください.ぜひ吉田研究室でいろいろな経験を積んで,社会に羽ばたいてくれることを望みます.